2025/07/28

腎臓移植用医療機器「オーガンポケット」を海外展開!!


株式会社SCREENホールディングスと腎臓移植用医療機器「オーガンポケット」の海外展開で合意、MOUを締結しました。
※海外向けは当社商品名の「ゲルパックOrgan Pocket II」として販売

オーガンポケットとは?

腎臓移植において、ドナーから摘出されて冷却保存された腎臓は血管吻合中に術者やドナーの体内組織との接触による加温で、温虚血障害のリスクにさらされます。この腎臓の温度上昇に対処するため、これまでは冷却した生理食塩水の散布などを行なっていましたが、効果が一時的であることや散布の量やタイミングなどの条件設定が難しいことから、効果的で標準化された温度抑制方法が求められていました。このような課題に対して、株式会社SCREENホールディングスは、東京慈恵会医科大学腎臓再生医学講座、特任教授の小林英司先生との共同研究を通じて、臓器を一時的に被覆して冷却状態を保持するための医療機器「オーガンポケット」を開発しました。

広島大学における臨床試験についての詳細はこちら

当社では、オーガンポケットを当社商品名「ゲルパックOrgan Pocket II」として海外向けに展開します。日本は自国において臓器移植を受ける機会が少ないという現状があります。死後の臓器提供によるドナー数が極めて少ないことがその主な理由ですが、世界は米国、ヨーロッパ、アジアではインド、韓国等で多くの移植が行われており、中でも腎移植が多いことから、むしろ海外向けに商機があります。例えば、米国の場合、人口3億3200万人に対して、死後に臓器提供する人は年間約1万4000人であり、臓器移植件数は約4万件ですが、日本は人口1億2000人に対して、死後に臓器提供する人は年間100人前後と圧倒的な違いがあるのです(出展元:公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク)。当社は日本で開発された唯一無二のオーガンポケットを海外の患者に届けたい。まずは米国向け、インド向け、韓国向けから順次スタートしたいと考えています。